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買取に出す時にも影響が出る?レコードの針圧調整の方法を解説!

 

レコードプレイヤーを使ったことがある人であれば、針圧調整という言葉を聞いたことがあるかもしれません。しかし、中には針圧が何なのかよく分からないという人もいるでしょう。買ったレコードを再生したら針飛びしてしまったというようなトラブルは、針圧調整がしっかりできていないせいで起こることもあります。今回は針圧調整の方法などを詳しく解説していきます。

 

目次

針圧とは?

 

レコードを聞く時、針を落としてレコード盤を下方向に押さえつける必要がありますが、その針の重さを針圧と言います。針圧を適切に調整することで、様々なメリットが得られます。メリットの1つが、針飛びを回避できるということです。針圧が軽くレコード盤が浮いてしまうと、音飛びなどのトラブルが起こります。針圧を重めに設定してしっかりレコード盤を押さえつけてあげれば、針飛びが起こりにくくなり音飛びもしにくくなるというわけです。重低音が増すというのも、針圧を調整するメリットです。針圧調整の仕方で、レコードの音質は変わってきます。重めに調整すると重低音が増し、チリチリやパチパチといったノイズが聞こえにくくなります。

レコードをより良い音で聞くためにも、針圧の調整は必要になるというわけです。ただし、針圧は重くすればよいというわけではありません。針圧を重くするデメリットは、レコードを傷つけてしまう可能性があるということです。レコード盤を押さえつける力が強くなると、針が深く刺さり摩耗しやすくなってしまいます。レコードに傷が付くと正常に再生されなくなる、買取に出す時に査定額が下がるといったことがあるので注意してください。許容範囲であれば、重く調整しても気にするほどの影響はありません。

 

モノラル盤はモノラル針を使うと迫力が出る!

 

近年ではレコードをステレオ針で聞くことが多いですが、モノ針が使われているプレイヤーもあります。1960年代くらいまでは、モノラル盤のレコードが主流でした。モノラル盤のレコードを再生するための専用プレイヤーには、モノ針が使われています。ステレオ盤とモノラル盤は溝の形状が異なるため、ステレオ針とモノ針を使い分ける必要があるのです。モノラル盤はステレオ針でも再生可能ですが、モノ針で再生したほうが迫力が出ます。モノ針のほうがモノラル盤の形状に合っているためです。また、専用の針で再生したほうがノイズが軽減されるので、モノラル盤を再生する時はモノ針を使うことをおすすめします。

モノ針は、ステレオ針よりも重めの針圧で使うのが一般的です。より良い音質で聞くためにも、モノ針ステレオ針問わず、カートリッジで推奨されている適切な針圧調整をした上で、再生するようにしましょう。

 

針圧調整の方法は?

 

針圧調整は、やり方さえ覚えてしまえば意外と簡単にできます。「500 AL II」と言われるSTANTON社製のカートリッジを使用した、針圧調整の例を見ていきましょう。500 AL IIの適正針圧は2.0~5.0gとなっているため、まずは3gに設定してみてください。バランスウェイトと言われるオモリがあるので、それを回すことで針圧を調整できます。

トーンアームと針のバランスが釣り合うように設定できれば、針圧は0gになります。その上で、針圧メモリを0に合わせれば初期設定は完了です。次に目盛りに触れないように注意しながら、バランスウェイトを回し目盛りが3の位置にくるように設定してください。これで、針圧を3gに調整できます。針圧調整の手順を理解しておけば、自分好みの音質でレコードを楽しめるようになります。

 

レコードユーザーは針圧調整の方法を理解しておこう!

 

プレイヤーの針圧調整をしっかり行うことで、より良い音でレコードを楽しむことができます。また、針飛びを防げる、レコードへの負担を軽減できるといったメリットがあります。最初に0gにバランスを調整する方法さえ理解してしまえば、後は簡単に自分が好きな針圧に調整できるようになります。自分自身で針圧調整できるようにして、ワンランク上のレコードライフを楽しんではいかがでしょうか。