歌謡曲のレコード買取相場
目次
いつまでも歌い継がれる人気の歌謡曲のレコード
若い世代にも注目の人気曲
近年、素人のど自慢大会などで小中学生や高校生が、自分が生まれるよりずっと前に流行った昭和レトロな歌謡曲を好んで歌うという面白い現象が起きています。
共働き世帯でおじいちゃんやおばあちゃんに育てられ、その影響を受けたとか、お父さん、お母さんが車の中でよく流しているから、自然と覚えてしまった、いい曲だと思ったから選んだという子供たちも少なくありません。
また、祖父母や父母の影響で一度気になった歌手をネットで検索したり、興味がわいて動画配信サイトなどで古い歌謡曲を見つけたりしているうちに、どんどんファンになるというケースも増えています。
そんな子供たちや、子供や孫たちの反響で興味が再燃した祖父母世代などがレコードに対する興味を示す機会も増えてきました。
今の時代にスムーズに手に入らないからこそ
若い世代にとっては音楽はデジタル配信やネットでチェックするのが、一般的です。
ですが、祖父母が口ずさんでいる局をデジタル配信サイトや動画配信サイトで検索しても見つからにケースもあります。
また、動画は昔のテレビ番組などの録画にとどまり、1番しか謳われず、フルコーラスで聞けない、歌詞がわからないなどの影響で、フルで収録されているアイテムを求めるケースもあります。
すでに引退していたり、当時の人気が少ない歌手やレーベル自体がなくなったりしている場合などはCDとしても探せず、すでに出回っている当時のレコードを探すという方もいます。
こうしたレトロブームから、歌謡曲の買取市場も少しずつにぎわいを取り戻してきました。
歌声喫茶やカラオケ喫茶の再ブーム到来でニーズが高まる
日本では高齢化が進んでいますが、その分、高齢者が健康のためや人との交流を深めたい、楽しみを見つけたいと活動する方が増えてきました。
こうしたニーズを受け、昔流行った歌声喫茶が復活したり、細々と経営を続けたりしてきたカラオケ喫茶などが再ブームの到来で人気を集めています。
高齢者のライフスタイルから平日の昼間からにぎわい、若い頃に流行った歌謡曲をレコードプレイヤーで流して歌ったり、ジュークボックスを楽しめたりするお店も少なくありません。
そんな店舗の経営者からも歌謡曲のレコードを集めるアクションが起きており、買取相場が少しずつ上昇をしているのです。