本サイトはプロモーションが含まれています。

ジャズのレコード買取でも需要が高い?高価レア盤レコードの特徴とは

 

レコード買取に興味ある人にとって、どのようなレア盤が高価買取されるかは気になるところでしょう。レコードは奥深い世界ですが、ジャズは古い音楽のためなおさら奥が深く、さらに人気が高い音楽ジャンルです。貴重なレコード、いわゆるレア盤が高額で販売・買取されるのも珍しくありません。今回は、ジャズのレコードを売ろうと検討している方のために、どのようなレア盤が高額買取されるのか紹介します。

 

目次

ジャズのレコードはなぜレア盤化する?

 

ジャズに限らず、中古レコードの中ではとても珍しいもの、俗に「レア盤」と呼ばれるものが存在します。非常に高額で取り引きされるものも少なくなく、コレクターにとって高嶺の花、垂涎の的とも言える存在です。数ある中古レコードでも、頻繁に見かけるものもあれば、滅多にお目にかかれないものがあります。この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?それぞれの違いを見てみましょう。

■よく見かけるジャズのレコードの特徴

・発売当時から人気が高く、大量のレコードが製造された。
・現在も人気がある一方、市場では中古盤の数も多くあるため、商品の値段は上がっていない。

■レア盤化するジャズのレコードの特徴

・発売当時は人気がなく、ごくわずかな量のレコードしか製造されなかった。
・時代を経て作品が再評価されたが、元々製造された枚数が少なかったため、人気が上がるのに比例して中古市場での商品の価格相場もグッと上がった。

 

レコードにまつわる希少性と需要の関係

 

中古レコードの価格は、市場での希少性(流通量)と需要(人気)によって変化します。例を挙げてみましょう。世界中で50枚程度しか現存しないレコードは、その希少性から中古市場ではほとんど流通しません。数万人のジャズ愛好家が「欲しい」と血眼になって探しても入手困難な状態です。希少性が高い、レアなレコードは需要が高いため、商品価格も上昇する傾向にあります。ただし、滅多に見かけない珍しいレコードであっても、人気が伴っていなければ価格が上がることはありません。つまり、希少性が高く、さらに人気も高いレコードというのは必然的にレア盤となります。保存状態によっても価格は上下するものの、基本的にレア盤というものは値段が高額です。

 

オリジナル盤はさらに高額買取の対象に

 

オリジナルとは初版と同義であり、歴史上初めて製造された貴重なレコードのことです。中古品としては、初版が最も価値が高く、復刻版が登場しようとオリジナルと同等の価値を持つことはありえません。基本的に、再販されたレコードは価値が落ち、オリジナルの方が高い金額で売買されます。例として高価買い取りされるレコード作品を紹介しましょう。

 

Bill Evans / Portrait in Jazz(Riverside, 型番:RLP 12-315)

1960年発表。本作は最も人気があるジャズピアニストの一人である、天才ピアニスト、ビル・エヴァンスの傑作と名高いアルバムです。状態が良いオリジナル盤であれば、10万円程度での買取となります。

 

ビル・エヴァンス / ポートレイト・イン・ジャズ(ビクター音楽産業, 型番:SMJ-6144)

1976年に日本のビクターから発売された国内盤です。当時の定価は2,200円。ジャズの日本版レコードは、ほとんどが再発盤になります。当時製造された枚数も大量にあるため、オリジナルと比べると商品価値は落ち、帯が付いて状態良好なものが数百円程度で買取されています。

 

Bill Evans / Portrait In Jazz(Original Hazz Classica, 型番:OJC-088)

オリジナルから23年後、1983年に発売された再発盤です。かなり後期の再発盤ということもあり、価格相場はオリジナルと比べると桁がいくつも違うほど落ちてしまいます。

 

このように、どれも一見同じレコードのようですが、オリジナルか再発盤かによって販売額も買取額も桁違いの差が生じます。

 

これぞレア盤!希少&人気なジャズのレコードをご紹介

 

ジャズのレコード買取で高額になりやすいのは、何と言ってもオリジナル。再発盤にはない貴重さが魅力です。ここでファンが欲しがる、珍しくなおかつ人気が非常に高いレコード作品をいくつかご紹介します。

 

Donald Byrd / Byrd In Flight(Blue Note, 型番:BLP 4048)

1960年発表。言わずと知れたジャズの名門レーベル、ブルーノート。本作はブルーノートで長年活躍したトランペット奏者、ドナルド・バードのアルバムです。オリジナルは入手困難になっていることもあり、状態が良いオリジナルであれば35,000円で買取しています。

 

John Coltrane / A Love Supreme(Impulse!, 型番:AS-77)

1965年発表。50~60年代のジャズ史において大きな功績を残した名サックス奏者、ジョン・コルトレーンによる大傑作アルバムです。オリジナル盤であれば、高額での買取となります。

 

八木正生 / セロニアス・モンクを弾く(キングレコード, 型番:SKC 1)

1960年発表。八木正生は、1932年生まれのジャズピアニストです。米軍基地での演奏などを経て、我が国におけるジャズの礎を築きました。今までその内容の良さに対して過小評価されていた日本人ジャズミュージシャンの作品は、世界中のジャズ愛好家からも熱い眼差しが注がれており、日本人ジャズミュージシャンの中古レコードには値段が高騰しているものも少なくありません。

 

レア盤のレコード買取を検討しているなら

 

ジャズにはありとあらゆるレア盤が存在します。稀少かつ人気も高い作品であれば、「どの業者に買取してもらっても同様に高額で買い取ってもらえるだろう」と考えているのであれば、それは間違いだと言えるでしょう。買取を検討しているのであれば、レア盤の希少さ、価値が分かる信用できる中古レコード買取業者に任せるのが大切です。