ハードロックのレコード買取相場は？
目次
栄華を極めた時代から復活盤まで気になるハードロックのレコード買取相場
一番の人気は70年代後半から80年代
ハードロックは1950年代から60年代のロックブームのあとで巻き起こった、破壊的で鮮烈なビートと絶叫するボーカル、大音量が特徴的です。
その特徴をもっとも生かした時代の作品と言えば、イギリスやヨーロッパなどを中心にリリースされた1970年代の中頃から1980年代にかけての作品ではないでしょうか。
近年はソフトテイストのミュージックが流行っていますが、コアなファンにとっては絶叫と大音響が特徴的な作品のレコードは懐かしく感
じ、買取相場も比較的高値が期待できます。
人気のバンドの特徴
たとえば、1984年にリリースされたNWOBHM期に活動したUKのバンドのデビュー・アルバムではメタルとパンクがカオティックにブレンドされた荒々しいサウンドを楽しめると人気です。
また、1972年にイギリスのバーミンガムで結成されたバンドの1978年にリリースされたデビュー・アルバムではプログレッシブ・ロックの要素を取り入れたハード・ロックが印象的でした。
彼らが1982年に発売したサード・アルバムは、よりメロディックで洗練された内容へと進化を遂げており、全英チャート17位まで上り詰め、その名を世界へと知らしめました。
1985年の5枚目のアルバムではボーカル・メロディに叙情性が加えられたスタイルへとさらに変化を遂げ、全英24位となったあと、1988年の7枚目のアルバムで全英5位、1990年の8枚目のアルバムでは全英7位に入るなどヒット作を飛ばし、ハードロック界に歴史を刻みました。
1990年代以降の流れ
1990年代に入ると世界的に音楽シーンの変化に見舞われ、全英チャートの常連になっていたバンドも,1995年のラスト・ツアーの様子を収めたアルバムを1996年に出したのを最後に活動に終止符を打っています。
それぞれソロ活動をしていましたが、その後、再結成して2002年には復活アルバムを放ちました。
その後も80年代の代表曲を中心に構成された新旧の叙情派のハード・ロック・ナンバーを楽しめるアルバムをコンスタントに発表しており、ヨーロッパでは安定した人気を誇っている状況です。
日本をはじめ世界的に下火の様相を呈していたハードロックですが、スタイルを少しずつ変えながらも人気は衰えていないので、レコードをお持ちならまずは査定に出してみましょう。