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レゲエのレコードの買取相場は?

レアな作品も多いレゲエのレコードの買取相場

目次

軽快なリズムの中にメッセージが込められた楽曲

日本ではレゲエというと軽快なリズムで心地よい音楽といったイメージが強いかもしれません。
民族的で伝統的な音楽に思われるかもしれませんが、実は歴史のはじめは1960年代頃とそう古いものではありません。
1950年代に巻き起こったアメリカの公民権運動やブラック・パワー・ムーブメントがジャマイカに上陸する中、1970年代の初頭にUSソウルを目指したジャマイカン・ソウルの第一人者などによって生み出され、広がっていきました。

流通量も少ないレアものも多い

レゲエのLPの中にはわずか200枚しか製造されなかった小ロット生産のものや、小さなレコード会社からの発売で世界にあまり出回っていないのに作品としては最高と呼ばれるものが少なくありません。
そのため、こうしたレコードをお持ちなら高値査定も期待できます。
ファンキー・レゲエの分野では1970年中頃に流行ったディスコのハイハットオープン・ショットをジャマイカ流にアレンジして1974年に開発された奏法であるフライング・シンバルが用いられた、1974年から1979年にかけての貴重音源がコンパイルされた1枚などは復刻盤が登場してもなかなか出回らないレコードのため、買取相場も高くなることでしょう。

 

リイシューやリバイバルブームも相場に影響

一方で2015年頃からはリバイバル・ラスタ・ムーブメントが盛り上がっており、UKのPressure Soundsなど代表的なレーベルからのストイックなルーツ・ロックな作品やBob Marleyの全Island作品のリイシューが相次いでいます。
レアなダブ作品のリイシューも国内外で積極的に行われています。
たとえば、1975年にわずか200枚プレスされなかった伝説級のレア・ダブ・アルバムがフランスの名門Onlyrootsより復刻されたのは大きな話題をもたらしました。
復刻版も希少性が高く、ジャケットに底割れが見受けられるものもあるのですが、そうした状態があっても高い買取相場が期待できます。
また、ジャマイカ音楽の礎を築いた偉大なサックス奏者と1970年代の名プロデューサーがプロデュースしたホーン・インスト・ダブ・アルバムで、オリジナルはスタンプが押印されただけのリサイクル・カバーのホワイト・レーベルですが、限られた枚数のみキングストンで1974年にリリースされただけの劇レアなアルバムも復刻を遂げています。
復刻盤が広く出回れば、相場は下がりますが、復刻盤も総数が少ないので、オリジナル盤も含めて高値が期待できる1枚です。